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2009年07月03日

●銀のパンツの作り方

WF原型作業の方は凹みにパテ塗って磨いての繰り返しなので見栄えがしない為「本気」とやらを見せられないのが残念です・・・残念デス。

金属も溶けるよ!

そこで割とリクエストのある鋳造作業の工程などを説明してお茶を濁してみたいと思います。
モノは06月23日のをデザインをちょっと変えて作りなおしたヤツ


 
  
黄色いのは石膏です 
 
先ずはデザインを考えます。
2Dで考えるより複製模型の上で線を引くとイメージがまとめやすいです。


あんまり薄いと鋳造失敗します。まぁ0.5あれば安全かな?

原型の材料はシートワックス
名前の通りシート状の軟らかいワックスで曲面に圧接すると形状を追従させる事が出来ます。
種類も色々あり今回使うのは#24で厚さは0.55mm


ぱぱぱぱんつ

大体大きさあわせて複製模型に圧接し曲面を写し取ります。
透明な素材なので事前に引いた設計線に沿って切り出すことも容易です。


おっぱいパーツって結構左右で形違うんだよね・・・ということにゲージの様なこのパーツをあてて気が付きました

型紙作って切り出すと左右対称に作るのも楽。


金属の弾力でぱちんと嵌る感じになります。ワックス単体で複製模型から外すと開いちゃうんだよね

逆テーパーな曲面も正確に再現したいので耐火石膏で作った複製に貼り付け湯口を設定します。


どの作業もそうなんだけど基本両手を使って作業するのでカメラ構えるのがすげーメンドクサイ
1時間位でかたまります

耐火石膏の埋没材で鉄製のリングの中に埋め込みます。


700度まで上げます

硬化後電気炉でワックスを焼却します。
ワックスが燃えてなくなった後に空洞が出来るわけです。
イメージ的には割らなくても原型が取り出せる切り裂き法のシリコン型みたいな感じ?


ガス+空気です

バーナーで金属を溶かして

ぐるぐるー

遠心力で鋳込みます。
シリコン型での遠心注型と同じようなものです。

と、今日はここまで。
まぁ後は切り出して磨くだけなんですが。

鋳造用の原型製作の場合ワックスやレジンを削りだしたりもしますが体に張り付く薄いパーツはシートワックスを使うのがお手軽です。
前作った鎧なんかも同じ手法で作りました。
鋳造前提じゃない場合、板金ディテールは鉛板で作るのが定番だと思うのですが同じような感覚でシートワックスも使えますよ。


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コメント

職権乱用うらやましす!

今の自分には学生の身分の方がうらやましいとですw

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